4月10日の日記

2004年4月10日
まるでこの世界には
あたしときみしかいないかのように

…またはずるずるとなりゆきで

それでもいいの、
ありったけの愛を

きみへ

4月9日の日記

2004年4月9日
はなれたくない
こころと
はなれてゆく
こころ

あたしにはもうわからない

きみのてもとには
こころはのこっていますか

マイスリー

2004年4月5日
あたしトランキライザーでぐらぐらになったこころで

どこまで君を追っかけていけるの?

なきたくてなきたくてなきたくて、だけどなけない。
いやびっくりしたよ奥さん。
「よ」って打って変換の第一候補が「YO」だたことに鬱。
たとえばきみがいなくなったら
あたしはベッドを真紅に染めて
最後の最後まで泣き腫らすことなどなく
君を追いかけるのでしょう

たとえばきみがいなくなったら
あたしは雪の中で静かに埋もれて
春を待つ白樺と一緒に
景色に溶けて行くのでしょう

たとえばきみがいなくなっても
世界は何一つ変わらないけれど
あたしは世界に黒いフィルターをかけて
今夜も眠りにつくのでしょう

そら。

2003年11月23日
あたしそれを裏切りとは言わないから足元まで嘘で包んで

懺悔

2003年11月9日
いくつの季節があたしを貫いていきますか


いったいどれだけの悲しみできみを救い出せますか

もうこれ以上ない痛みなどとうに突き抜けてしまったのに


涙を流したところで無駄なことぐらい知っているでしょう

だからさっさとその腰を上げて眠ってしまいなさい

メルト

2003年10月31日
クリームダウンする
琥珀

のような

氷を浮かべた

みどり


予感よりきっと
たしかな

ことばで

たんか

2003年9月30日
砂に描く希望みたいに頼りないだけど前だけ向いて生きてる

うそつき

2003年9月19日
かぜをひいた夜に
ホットミルクを飲み干して

何ひとつ伝わらないのにね

誰にことばを託すの
手を伸ばした先にある


まぼろし

ひろいせかいで

2003年9月12日
てのひらにうつろうはなはちりはじめいつかどこかではじめられるよに

どうして

2003年9月5日
つまづいて、転んで、泣いた。

クローゼットの中には
どうして着ない服ばっかり
閉じ込めている


些細な言葉に、ぐらついて、ただ。

「いま」のあたしに
価値を見出してよ
未来への期待よりも


うそだと、いって、ほほえむのに。

どうして、きみは、うしろをむいて、ねむるの。


つぶやいたことばが宙に舞う
きみには届いていますか

レントゲン

2003年8月31日
レクイエムをやめたら
また誰かが悲しんだ

そんな呪縛が重なって
まだ抜け出せない午前二時

骨のない手首も
傷だらけの腕も
見透かして天は回って


大事なものはとうに全部なくした
だから何も怖くはない


あたしがかろうじてわかるのは
きみの言葉は半分強がりで
そう思わないと生きていかれないことくらい

なんでもいい

2003年8月26日
吐き出すとか
まとめるとか

そういうことをしないと

わたしのこころは
どうやら機能しないので

きたない気持ちで
きみを汚したくないと

つぶやいて、うすっぺらくわらった。


そういうことなんだよきっと。

引き金

2003年8月18日
どんなに時間が過ぎても

あたしの鼓動は止めないで

どんなに時間が過ぎても

あたしより早くには止めないで


ひとつだけ

ただそれだけ

ドアを開けて

2003年8月7日
しかめたおでこを かくして
眠りについていた それだけ

雨の匂い ひとつひとつ
ほどいて 忘れてよ全部


暗がりでゆっくりと動き出す
繋いだ今すら不確かで脆くて


明日の今頃にはきみはきっと

あたしと云う嘘

2003年8月3日
つまさきに
おちていく水滴

きみが
わらう
「いま」を
すてさる

だけどここには「現在」しかない

言い切って
花が咲いて
季節が巡って


秘密を垣間見る深夜

体温と嘘

2003年7月28日
ぐるぐる回る眩暈
はがれおちたラメ

産み落とした痛み
誰が拾い集めるの

何度でもつぶやく
きみの世界の片隅

今日の日記

2003年7月23日
正しい音で きかせて
時間なんか必要ないって
わらうの


ごちゃごちゃしてる片隅

みつけて

誰にも聞こえないささやき

居場所

2003年7月15日
手を伸ばして
つかまえようとしたの

だけど世界はぐるぐるとまわって
だからあたしひたすらに願った

君から出ているコードにつながるプラグに
あたしとおんなじものがあるならどうか

ありきたりな形しか持ち合わせのないあたしに
おんなじ形をわけてくれるならどうか


世界は今も回り続けて
あたしのコードもプラグも


スイッチが入るその瞬間を

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